そもそもピロリ菌は、胃・十二指腸潰瘍の原因となる菌として20年ほど前に発見されました。 ピロリ菌に感染すると胃壁に炎症が起こり、これが慢性化することで胃粘膜が萎縮し、どんどん薄くなっていきます。すると、胃液を分泌する細胞が減り、胃が腸に似た細胞に変化していきます。 このような変化が繰り返されると、胃がん発症の下地ができるのです。
ピロリ菌は、胃粘膜の表面に住み着いています。フコイダンは胃の中でそのピロリ菌に吸い付くのです。そして、ピロリ菌に吸い付いたフコイダンは、そのまま腸に送られ、便となって体外へ排出されます。
もともとフコイダンは食物繊維であるため、便のかさを増して、便通を促してくれる働きがあり、腸内に潜む発ガン性物質もいっしょに排出してくれます。
しかも、フコイダンには胃粘膜を保護し、傷ついた部分を修復する作用があります。ですから、胃炎などの胃腸病を抑えるとともに、ピロリ菌が胃壁の内部に侵入することも防いでくれます。
フコイダンは免疫力も高める
フコイダンには免疫力(病気から体を守る力)を高める優れた作用があります。 全身の免疫力を高めてガンに負けない体力にしてくれるのです。
フコイダンが免疫力を高めるしくみは、次のようなものです。
フコイダンの一部は、腸の表面近くにあるM細胞から吸収されます。M細胞は異物を積極的に吸収する役割を担っているため、フコイダンも異物として扱われてしまいます。
するとその情報は、M細胞の下にあるパイエル板と呼ばれる免疫の司令塔に伝わり、そこからいろいろな免疫細胞(白血球を構成する免疫担当の細胞)に、異物に警戒するよう攻撃命令が発せられます。
こうして、一気に全身の免疫力が高まり、ガン細胞の増殖を防ぐことができるわけです。
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